【660981】 普本·如果在世界末日遇见你

作者:问道,诗酒
排行: 戏鲸榜NO.20+

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【联系作者】普本 / 架空字数: 2401
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基本信息

创作来源二次创作
角色2男1女
作品简介

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更新时间

首发时间2023-06-07 10:43:16
更新时间2023-11-26 16:25:10
真爱榜
小手一抖,榜一到手
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剧本正文

剧本角色

花音

女,0岁

花音

研究員1

男,0岁

研究員1

サツキ

男,0岁

サツキ

花音 

女,0岁

花音 

如果在世界末日遇见你

走路声

花音:(N)その昔、世界に謎のウイルスが蔓延(まんえん)した。ウイルスの感染力はとどまることを知らず、人々の体を蝕(むしば)み、多くの死者を出した。この国の高度な医療体制や度重なる研究の甲斐あって、感染しても投薬治療を施すことにより完治といわれるまでに回復することができた。また、政府や国民の懸命な対策によって感染拡大を抑え、事態は終息へ近づきつつあると思われた。 しかし、数年後。 かつての感染者に新たな症状が現れた。 全身の肌が焼けたようにただれ、やがて体内にも拡(ひろ)がり、命を落とすのだ。 ウィルスによる病の後遺症だと考えられた。 さらに、かつて完治したはずの感染者の体内にはまだウイルスが残っていることが判明。 この感染症は、投薬治療も効果をなさないーー不治の病であることが証明された。 彼らの体液を通して、感染は再び拡大した。 世界は、防護服なしでは外も歩けなくなった。

开门

―二XXX年

―とある研究施設にて

―朝

―殺風景な部屋のなかに少女がひとり

―部屋の鍵が開き、防護服を身にまとった研究員1が入ってくる

研究員1:「やぁ、おはよう」

花音:「……」

研究員1:「気分はどうだい?」

花音:「いいわけないでしょ」

研究員1:「ははっ。文句が言えるなら元気だな」 「朝食の前に『採取』だ。腕を出して」

花音:「……(腕を出す)

―腕には無数の注射痕

―注射針を出し採血をする研究員1

研究員1:「……よし」

花音:「……毎日毎日、飽きもしないでよくやるわね」 「ご飯持ってきて、人の血を採って、同じことの繰り返し。私と同じだわ」 「ご飯食べて、血を採られて、暇を潰して……。ただ生きるだけ」

研究員1:「そう卑屈になるな」 「この世界において、君が生きていることに意味があるんだよ」 「君は、この世界を救うかもしれないんだ」 「朝食はここに置いておく。……いい一日を」

―研究員1が部屋から出ていく

花音:「世界なんて……もう終わってるくせに」

 少し間

花音:(N)   ここは、世界がウイルスに侵されてから設立された研究施設だ。   謎のウイルスの研究を専門とし、その結果をもとにワクチンや新薬の開発に努めている……らしい。   最近では「後遺症」により死期が近い人を引き取り、命尽きるまで資料として使うのだそうだ。    私が研究材料としてこの施設に連れてこられたのは数年前ーーかつての感染者が「後遺症」を発症し始めた頃だ。   家族や親戚が「後遺症」に倒れ命を落とす中、同じくかつての感染者である私には何の症状も現れなかった。   検査すると、私の中にはウイルスに対する抗体ができていたらしい。だから「後遺症」の症状が出なかったのだと。   それに目をつけた研究員たちは、身寄りがない、かわいそうな子どもを保護するという名目で施設に持ち帰った。   ワクチンや治療薬を作るために、私の血液から抗体を採取し、研究するんだと。   薬なんて、どうせ作れやしないのに。   それから、私はこの部屋でずっと過ごしている。   とはいえ、生活環境が劣悪なわけではない。   タオルなどのアメニティは完備されているし、一日一回、血を採らせさえすればご飯だって食べさせてもらえる。   監視カメラもないし、部屋の中さえ出なければ何をしていても自由だ。   パソコンもあるし、スマフォの持ち込みもあり。研究員に言えば、刃物以外なら何でも買ってもらえる。   ここまで優遇されているのは、ストレスで私が自ら命を絶つのを危惧(きぐ)してのことだろう。  大切な「研究材料」がいなくなっては困るから。   だから、そんな生活の中でも楽しみはある。

花音:「さてと。今日はどの人の配信聴こうかな」

花音:(N)   私は配信アプリで色々な人の配信を聴くのが趣味だ。   家にいてもできるからか、こんな世界になっても案外普及している。

花音:「そろそろ最推しさんが配信する時間かな……」   「あ。お知らせ、更新されてる」   「……最推しさん。『後遺症』出ちゃったか」   「……(ため息)。もう、嫌になっちゃう」   「仕方ない……。枠周りするか」

―数十分後

花音:「うーん。どの枠もいまいち……」   「……やっぱり、最推しさんが一番だったなぁ」   「……あ、この人。ニューマークついてる」   「『サツキ』さん、かぁ」  「リスナー、まだ誰もいない……」   「始めたばっかりなのかな。……入ってみるか」

―以下、サツキは音声で、花音は文字でのやりとり

サツキ:「~♪」(鼻唄)    「……あっ!『ハナ』さん、いらっしゃい!」    「よかったら、ゆっくりしてってね!」

花音 :(N)    「ハナ」は私のハンドルネームだ。    私はコメント欄に書き込みをしていく。

花音 :『こんにちは、初見(しょけん)です!』

サツキ:「こんにちは!来てくれてありがとうございます!」    「あ。自己紹介、貼っておきますね!」    「名前は『サツキ』で年齢は十六。性別は男で、趣味は歌うことです!」    「よかったら、仲良くしてね!」

花音 :『ないじこ!』    『すみません、お名前だけ見て勝手に女性の方かと思ってました……(笑)

サツキ:「あー、よく言われます」    「これ、適当に本名から取っただけなんですけどね」    「まぎらわしくて、すみません」

花音 :『私の名前も本名をもじっただけなので、似たようなものです!』    『あ。私も自己紹介、貼りますね!』    『名前はハナ。年齢は十八。性別は女。趣味は配信を聴くことです!』

サツキ:「ないじこ!」    「ハナさんは色んな人の配信を回ってるってことですかね?」    「僕、これで初配信だから不馴れなんですけど……大丈夫です?」

花音 :『別に、人の枠を評価とかしませんよ(笑)』    『枠主が楽しむのが一番だと思います!』

サツキ:「ありがとうございます!」    「ハナさん、優しいぃぃ」

花音 :「(なに、この人。反応、かわいいかよ)

花音 :(N)    その後、結局リスナーは私しかいなくて、二人で他愛もない話をした。    そうしていたら、あっという間に配信終了時間が近づいた。

サツキ:「あっ、もう終わりの時間なんですね。早いなぁ」

花音 :『楽しかったです!ありがとうございました!』

サツキ:「こちらこそ、最後までいてくれてありがとうございました!」    「多分、たまにこうやって配信することあると思うんで、また来てくれたら嬉しいです!」

―配信終了画面になる

花音:「んんー……!(大きく伸びをする)」   「久々に、なんか楽しかった……かも」   「……うーん」   「フォローしとくか」   「……あ、秒でフォロバされた」

花音:(N)   それから私は、サツキさんが配信するたび聴きに行った。

サツキ:「ハナさん!いらっしゃい!」

花音 :『こんにちは!』    『また来ちゃいました(笑)

サツキ:「ふふっ! ありがとう!」    「あのあと、すぐフォローしてくれたでしょ?」    「こんな配信でも、気に入ってくれたならすごく嬉しいです!」

花音 :『いえいえ、そんなそんな』    『ていうか、秒でフォロバされたの笑いました(笑)

サツキ:「そりゃ、しますよ!」    「……」    「……えーと。なに話そうかな」    「家にいるだけだと、話すことって尽きちゃいますよね」

花音 :『あー、分かります!』    『毎日同じことの繰り返しって感じで』

サツキ:「そうそう!分かってくれます?」    「他の人の枠、見てるとすごいですよね! なんであんなに話が続くんだろう」

花音 :『リスナーさんが多い枠だと、コメント拾ってるだけで時間が過ぎてるって感じですけどね』    『まぁ、見てきた感じだと、コメントから話を広げてますよね』

サツキ:「なるほど……。さすがハナさん!」

花音 :『昨日の感じだと、それはできてたからいいとして