【145121】 普本·愛妻白米弁当

作者:问道,诗酒
排行: 戏鲸榜NO.20+

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【联系作者】普本 / 架空字数: 1299
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基本信息

创作来源二次创作
角色2男1女
作品简介

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更新时间

首发时间2023-06-08 05:25:21
更新时间2023-11-26 16:24:07
真爱榜
小手一抖,榜一到手
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剧本正文

剧本角色

マサト

男,0岁

マサト

タケオ

男,0岁

タケオ

ミカコ

女,0岁

ミカコ

愛妻白米弁当

マサト:  お、今日も愛妻弁当?

タケオ: いいだろ

マサト:  仲むつまじいねぇ

タケオ: そうでもないよ。喧嘩した日は嫌がらせ弁当だったりする

マサト:  嫌がらせ弁当?

タケオ: うん、おかずが全部ブロッコリーだったり、海苔の佃煮で白米の上に悪口書いてあったり

マサト:  そりゃひでぇ

タケオ: こないだの弁当なんか、ひどかったよ。梅干し弁当

マサト:  あー、それは相当怒らせたね

タケオ: いやしかもさ、普通は白米ベースの、主役が梅干しじゃん。それが逆でさ、梅干しベースの、主役白米みたいな

マサト:  ん? どういうこと?

タケオ: 普通梅干し弁当っつったら、白米の上に梅干し乗ってるじゃん。その逆でさ

マサト:  え、梅干しの上に白米?

タケオ: そう。大量の梅干しの上に梅干しサイズのご飯が乗ってるわけよ

マサト:  嫌がらせ弁当の極みだね

タケオ: そう。だから、一周回って白米弁当みたいな

マサト:  あー、一周回ってね

タケオ: そうそう

マサト:  梅干し弁当は主役梅干しだけど、梅干しベースだと白米主役になるもんな

タケオ: そゆことそゆこと

マサト:  え、それ食べたの?

タケオ: 食べた食べた。嫁さんに「は? 食べたの?」みたいな顔されたけど

マサト:  そりゃそうだろ

タケオ: あれほど白米が貴重なおかずに見える弁当は、過去にもこの先にも無いね

マサト:  でもさ、毎日愛のこもった弁当食えるの良いよな

タケオ: そうなんだよ、この愛があるから、俺は頑張れるんだ

マサト:  良いなぁ、俺も結婚してぇ

タケオ: 気になってる子とかいるの?

マサト:  いるっちゃ、いる

タケオ: え! だれだれ! 社内?

マサト:  まぁ、社内

タケオ: うぉおお

  休憩室に一人の女性社員が入ってくる。マサト、緊張した様子で身なりを整え始める。

ミカコ: あ、マサトさん〜! と、タケオさん! お昼ですかぁ〜?

マサト:  あ、お、お昼、そう、お昼、食べてて、よかったら一緒に……

ミカコ: 是非是非〜! マサトさんは相変わらずコンビニ弁当なんですね〜。もっと栄養あるもの食べなきゃダメですよ〜! 自炊しましょ、自炊!

マサト:  あ、あはは、ミカコさんは、自炊してるんですか? 毎日

ミカコ: もちろんですよ〜。あ、タケオさんも自炊ですか?

タケオ: 愛妻弁当ってやつだよ

ミカコ: え〜、奥さんに作ってもらってるんですか〜?

タケオ: へへ、まあ

ミカコ: え〜それってちょっとどうなんですかあ? ちょっとダサいっていうか……。自分で作って奥さんに楽させてあげましょうよ

マサト:  でもタケオは、奥さんの弁当がないと頑張れないもんな

タケオ: まあな

ミカコ: いつまでも奥さんに頼りっきりじゃ、奥さん冷めちゃいますよ

タケオ: あー……

ミカコ: それに、そんな手抜いた感のあるお弁当、もう既に冷められてるかもですね〜

マサト:  ちょっとミカコさん……

ミカコ: 奥さんの手抜き弁当食べるくらいなら、私なら自分で作っちゃいます〜

マサト:  あの、さっきからなんなんですか

ミカコ: はい?

マサト:  こいつは……タケオは、奥さんの弁当を愛してるんです

タケオ: いいよ、マサト

マサト:  タケオの愛妻弁当には、他人の私たちには計り知れないほどの愛の力があるんです

ミカコ: えぇ、なんですか急に

マサト:  ミカコさんは、梅干しベースの白米弁当を完食したことはありますか。おそらく無いでしょう。でもタケオは、食ったんですよ。完食したんですよ。きっとその時のタケオはあまりの酸っぱさで顔が(酸っぱい顔をして)こんなになっていたでしょう。何が彼をそうさせたのか、何が彼に大量の梅干しを完食するほどの気を与えたのか、あなたに分かりますか

ミカコ: ……

マサト:  愛ですよ

タケオ: マサト……

マサト:  愛の力は偉大です。この愛妻弁当は、タケオの生きる力なんです。それをバカにするようならば、お引き取りください

ミカコ: ……失礼

  ミカコ、不満そうに休憩室を出ていく。

タケオ: ……好きだったんだろ

マサト:  俺は、お前みたいに毎日愛妻弁当食って幸せになりたいんだよ

タケオ: ……

マサト:  だから、それを叶えてくれそうな女の子が現れるまでは、コンビニ弁当で生きてくさ

タケオ: きっと、良い人見つかるよ

マサト:  はは、だといいな。さて、さっさと飯食って、仕事に戻るぞ

タケオ: ああ